子供が生まれて、初めて車の購入に頭を悩ませている首都圏ファミリー層に少しでも良質な情報を届けられ場と思いブログを開設することにしました。
私の場合は、子供が生まれてすぐに車を購入したわけではなく、3歳ぐらいのタイミングでコロナが流行し、レンタカー、カーシェアもちょっと… という流れで、急遽車を購入する流れとなりました。ごくたまにカーシェアを利用していたぐらいのペーパードライバーだったこともあり、車のことを良く理解せず車購入に至りました。
そこからかれこれ4年乗っているのですが、車を持って色々出かけ始めると「あーすればよかった、こーすればよかった」という学びが出てきましたので似たような失敗を皆さんがされないように情報共有させて頂こうと思います。
皆様のカーライフの手助けになればうれしいです。
1. 車乗り出し価格を決める
何はともあれ、お財布事情から始めないと、欲しい車が見つかっても購入できないのでまずは出費可能な金額を決めましょう。一般的に車両価格と整備費込みの乗り出し価格(総額)の価格提示がありますが、乗り出し価格の方を決める必要があります。
車両価格とは車両そのものの価格でそこから、車検が無い車は整備代、自賠責保険料、重量税など必要な経費が追加されて、乗り出しにかかる総額のことを乗り出し価格といいます。(オプションは車両価格に含めて説明しております)
おおむね車両価格+15万円程度が相場の印象を持っております。
2. 中古か新車かを決める
1で決めた乗り出し価格でほぼ決まるのですが、中古でも良いか、新車が良いかを決めましょう。
新車のメリットはなんといっても新しくきれい。そして部品含め新品なのですぐに壊れる可能性が少ないというメリットがあります。一方で、車運転に慣れないうちに傷や事故にあうと精神的にダメージが大きいので、リスク含めて検討する必要があります。
また、新車の場合は納期までに数か月必要なこともありますので、車乗り出しのタイミングに合わせて購入が可能かという点も考慮が必要になります。
一方で中古のメリットは、新車比較で安い。車種、年式、走行距離にもよりますが7年程度の型落ちで乗り出し価格が半額程度になる印象があります。自分のフィットGP5は7年落ちで購入してその程度でした。
中古車の注意点としては、きちんとした整備をされてきた車両で、すぐに交換が必要な部品(タイヤ、バッテリーなど)が無いかという点の確認が必要という点です。また修理歴有無についても注意点が必要となってきます。
ただし、こう言った注意点はディラー中古車であれば、ほぼ心配がありませんので予算を抑えて中古車を選択するのであればディラー中古車をお勧めします。中古車専門店比較でディラー中古車の方が高いというコメントが多いですが、車を選べばそこまで変わらないというのが自分の感覚です。
ディラー中古車は隅々まで掃除が行き届いているので、ぱっと見新車と変わらない状態のものが多いです。
新車 | 中古車 | |
---|---|---|
メリット | きれい 部品故障の可能性が低い | 安い |
デメリット | 高い 納車までに数か月必要 | 整備履歴などの確認が必要 車によっては傷、汚れあり |
3. 用途、駐車場、道幅によって、車両タイプを決める
お金の次に大事なのは、車両タイプの絞り込みです。コンパクトカー、RV、ワンボックスカーなど色んな種類がありますが、用途や住む場所によって選ぶべき車両が変わってきます。
首都圏を対象に絞り込んでいくと、
- 定期的に細い道を走る必要性があるか?
- 高さ、幅、長さ制限のある駐車場に止める必要があるか?
- スライドドア、ウォークスルーは必要か?
は、必ず確認しておいた方が良いです。車買っても、駐車場に止められない、道が細くて家の駐車場に止めるのが大変。 となっては遅いので、注意が必要です。
道が細くても、駐車の際に家族に誘導してもらえば大丈夫だろう。ということは考えない方が良いです。出発、到着時に必ず家族が在宅ということは考えにくいですし、そもそも毎回誘導していたら大変だと思います。 結果として、車に乗らなくなった。なんて本末転倒なことにもつながりかねません。
また、首都圏の戸建て等でありがちな極狭ビルドイン車庫の場合は、片方をぎりぎりまで寄せる必要があり、助手席から運転席への移動が容易に可能か(ウォークスルー)、スライドドアの方が便利かといった点も考える必要があります。
上記3つの条件で、RV、ワンボックスカーに乗れるかが決まるのですが、追加で考慮すべきは
- 雪道を走る可能性があるか
ぐらいだと思います。雪道を走る場合は車高が高いほうが、雪に乗り上げる可能性も低いのでRVをお勧めしますが、4WDの必要性は首都圏に住んでいる限り不要かなというのが自分の感覚です。4WDはそもそも燃費が悪くなるし、FFでも雪道は十分で4WDにするのであればチェーンを備えた方がコスパ的には良いからです。
コンパクトカー | RV | ワンボックスカー | |
---|---|---|---|
メリット | 小回りが利き運転しやすい 燃費が良い | パワーがあり雪道も安心 | 7人乗り含め選択が可能 |
デメリット | キャンプ等に使い始めると積載容量が足りない | 車両が大きく、コンパクトカー比較で燃費も悪くなる | 車両が大きく取り回しが難しくなる |
4. メーカー、車両の好みをベースに候補を絞る
1 ~ 3でほぼ車体イメージは決まるので、後は好みも含めてメーカー、車両サイズ、排気量などから候補を絞っていけば良いと思います。
細かいですが注意点としては、
- ディーラーが近くにあるか
は、考慮に入れておいた方が良いと思います。車は2年に1度車検、毎年1年点検の必要があります。ディーラーを利用することを考えている方は、近場にあるディーラーを選んだ方が良いです。車検では1度見積もりに車を持って行って、車検を通してもらい取りに行く必要があり、割と手間がかかるので近いに越したことはないです。
5. 現社確認する
初めて車を購入する場合は、必ず現社確認することをお勧めします。新車、中古車問わず見るポイントは、
- 荷物収納スペースが十分か
- 自分が運転するポジションにシートをずらし、後部座席に座って運転席と後部座席の幅が十分か
- フロントの見切りは問題ないか
- チャイルドシートを2つおいても幅は問題なさそうか
です。荷物収納はカタログを見るより実物を見た方がイメージが付きやすいですし、シート幅も現車を見た方が絶対良いです。知人がヤリスクロスを購入したのですが、後部座席の幅確認を怠り、子供から狭いとめちゃめちゃ文句を言われると後悔してました。(確かにヤリスクロスは狭いです。フィットの方がかなり広く、ヤリスクロスはこぶし一個入るか入らないかのレベル)
同じコンパクトカー、RV車でも後部座席~運転席の幅はかなり違ってくるので本当に注意した方が良いです。
中古車の場合は、上記に加え
- 下回りの錆は無いか
- 気になる傷、汚れはないか
- エンジンかけて異音は無いか
- タイヤの状態は問題ないか
- 必要としているオプションはついているか(ETC、ナビ、障害物センサー…)
のチェックが必要です。
番外編 車運転に慣れたときにどこまで大きさを許容できるか
これは何とも判断難しい観点なのですが、私の場合はペーパードライバーだったので、絶対コンパクトカー!! という絞り方をして、初めは後悔無かったのですがキャンプ、スキーに行くようになってもう少し大きな車(シエンタやフリード)にすればよかったと後悔しております。
ので、1~5の観点で車種を絞り込みつつ、一回り大きな車も考慮に入れて最終判断することが後々後悔が少ないファミリーカーの選び方だと思っております。
車選びに失敗してしまったら
人によって妥協できるポイント、範囲は異なると思いますが車選びに失敗してしまったら、一括査定ができるカーセンサーがおすすめです。一括査定が可能なので、自分の車両の価格が正しく知ることができ、損のない乗り換えが可能ですよ。
ただし、売価車両価格×0.6ぐらいでしか売却できないのが一般的な感覚ですのでお金を損しないためにも上記手順に沿って十分に検討をしたうえで購入することをお勧めします。
高価下取り方法は「車売却 一括査定で高く売る方法」にまとめておりますので合わせて参考にしてみて下さい。
まとめ
以上、首都圏に住む観点でファミリーカーの選び方をまとめてみました。好きな車を選べる環境であれば、まったく問題ないのですが首都圏ならではの考慮事項もありますので、必要に応じて上記観点で車を選べば後悔はほぼ無いカーライフが遅れると思います。
もしも、車に乗り始めてもう少し大きな車が良い。もう少し小さな車の方が良い。と悩んでしまっている場合は、まずは下取り査定を出してみるのが良いと思います。乗り換えにどの程度追加出費が必要かわかると、現状の車に乗り続けるのか、買換えが可能なのか判断できますので。